機内持ち込みNG…「そうだ、在来船でいこう!」 301トンを貨物スイートクラスで海外へGO!? @博多港

ダイハツ発電機 6DK-36 x 2台 を運ぶため、在来船 WONDERFUL GRACE (V-59) をセミチャーター
ダイハツ発電機 x 2台 を運ぶため、在来船 WONDERFUL GRACE (V-59) をセミチャーター

 

私、金子くん : 「301トンくらいなら、機内持ち込みしても見つからないかな。。」

 

航空貨物業者 : 「ウクライナの世界最大飛行機 An-225 なら、2往復でオネダンは、、、」

 

私、金子くん : 「・・・、オネダンイジョウデスネ 汗。」

 

私、金子くん : 「もう少しお安いところは、ないものなのだろうか。。」

 

海運貨物業者 : 「あるよー。」

 

海運貨物業者 : 「ただし、前金、キャンセル不可、悪天候決行、船側渡し、積み忘れ御免。」

 

私、金子くん : 「汗、汗汗・・・ハイリスク&ローリターンだけど・・・、いっちょやってみっかー!」

 

ダイハツエンジン 6DK-36 は、@57トンもあります。しかも、2台もある。
ダイハツエンジン 6DK-36 は、@57トンもあります。しかも、2台もある。

 

さて、在来船で運ぶにしても、船に積載するためには、

船舶に大型クレーンが搭載されている船を見つけるところからスタートですね。

 

海上運賃が一戸建てを買えてしまうくらいなので、

乙仲さんではなく、船会社と直接交渉しますよ。

 

西芝電機発電機 NTAKL-SC とベースのセットで、@34トンほど。
西芝電機発電機 NTAKL-SC とベースのセットで、@34トンほど。

 

さてさて、在来船に乗せるためには、

・検量検査証 ⇒ おもに寸法検査。

・第3者検査証 ⇒ 今回は、SGS検査します。

・領事館査証 ⇒ ホワイト国以外は、必要なことが多い。

・タグ付け ⇒ 現品と書類の貨物を一致させるため。

・船側作業員 ⇒ 船側渡し (Free Alongside Ship)。船舶の入港に併せて、すべての貨物を船側寄せ。

 

ダイハツ発電機セット、すべての必要機材です。気が遠くなりそうな作業ですね。汗
ダイハツ発電機セット、すべての必要機材です。気が遠くなりそうな作業ですね。汗

 

↑『タグ付け』って・・・、とても気が遠くなる作業なのですが、

私、金子くん・・・失敗しないので。。 とにかく作業開始、GO!

 

タグ付けします。 西芝製発電機です。
タグ付けします。 西芝製発電機です。

 

タグ付けします。 コージェネレーション式なので、排ガスボイラー付きです。
タグ付けします。 コージェネレーション式なので、排ガスボイラー付きです。

 

排ガスボイラー x 2台は、全長5200mm、@11トン もあります。
排ガスボイラー x 2台は、全長5200mm、@11トン もあります。

 

雨除けブルーシートを取ったら ⇒ タグ付け ⇒ 再度シート掛けします。
雨除けブルーシートを取ったら ⇒ タグ付け ⇒ 再度シート掛けします。

 

なんとか、飛行機での「始発便 ~ 最終便」の日帰りで終わらせることができました。

さすがに、腕がプルプルです。

 

 

さて、お次は「検査」していきましょう。

 

忖度で検査通過・・・したいところではありますが、

そんなことは輸出の場合は決して許されることはないですし、現地到着後の輸入通関NGになって貨物が返品されてきても困りますので、

私、金子くん、真剣に頑張ってみたいとおもいます。。汗   ← いつも真剣真面目・・・

 

午前中は・・・

新日本検定協会の株式会社シンケンにおねがいして、検量検査を実施して頂きます。
新日本検定協会におねがいして、検量検査を実施して頂きます。

 

午後は・・・

SGS検査にて、第3者検査をして頂きます。質問攻めでしたが、豊富な経験活かしOK。。
SGS検査にて、第3者検査をして頂きます。質問攻めでしたが、豊富な経験活かしOK。。

 

タグ付けは、肉体的疲労。。

立会検査は、精神的疲労。。。

 

そんなこと考えている間もなく、「在来船」がやってきますよ!

 

在来船 WONDERFUL GRACE (V-59) を、みんなで力を合わせて、引き寄せましょう。
在来船を、みんなで力を合わせて、引き寄せましょう。

 

本船クレーン1基40t×2基 コンビ80tのヘビークレーンにて、57トンを吊り上げましょう。在来船 WONDERFUL GRACE (V-59) 船側渡し FREE ALONGSIDE SHIP
本船クレーン1基40t×2基 コンビ80tのヘビークレーンにて、57トンを吊り上げましょう

 

300トン オールテレーンクレーン KA-3000 にて、在来船の船側へ貨物を移動させます。在来船 WONDERFUL GRACE (V-59) 船側渡し FREE ALONGSIDE SHIP
300トン オールテレーンクレーン KA-3000 にて、在来船の船側へ貨物を移動させます。

 

本船のコンビ80トンヘビークレーンで、吊り上げます。特殊吊り具は手作りしてます。在来船 WONDERFUL GRACE (V-59) 船側渡し FREE ALONGSIDE SHIP
本船のコンビ80トンヘビークレーンで、吊り上げます。特殊吊り具は手作りしてます。

 

本船ハッチカバー内にある「貨物スイートクラス」へ、どんどん積み込みます。作業員方々が小さく見えてしまいますね。在来船 WONDERFUL GRACE (V-59) 船側渡し FREE ALONGSIDE SHIP
本船ハッチカバー内にある「貨物スイートクラス」へ、どんどん積み込みます。作業員方々が小さく見えてしまいますね。

  

船首にあるハッチカバー内へ、2基掛けクレーンで、最大荷重ギリギリで安全に旋回中。在来船 WONDERFUL GRACE (V-59) 船側渡し FREE ALONGSIDE SHIP
船首にあるハッチカバー内へ、2基掛けクレーンで、最大荷重ギリギリで安全に旋回中。

 

57トン発電機を、2基掛けクレーンの正面から撮影してみました。在来船 WONDERFUL GRACE (V-59) 船側渡し FREE ALONGSIDE SHIP
57トン発電機を、2基掛けクレーンの正面から撮影してみました。

 

ここまでの作業で、「231トン」を無事に積込完了しました。

 

 

残りの70トンは・・・

「貨物エコノミークラス!?」で積み込みしましょう。

 

 

「貨物エコノミークラス!?」って、

 

もしかして・・・

 

 

40HCコンテナ。しかも背高ハイキューブ x 12メートル仕様なので、広々空間で快適です。コンテナバンニング、Wan Hai ORDMARGHERITA
40HCコンテナ。しかも背高ハイキューブ x 12メートル仕様なので、広々空間で快適です。

 

メーカーバンニングなので、どんどん押し込んで作業していきましょう。コンテナバンニング、Wan Hai 
 NORDMARGHERITA
メーカーバンニングなので、どんどん押し込んで作業していきましょう。

 

6.6メートル排煙管をフォークリフトで安全に持ち上げてからの・・・コンテナバンニング、Wan Hai NORDMARGHERITA
6.6メートル排煙管をフォークリフトで安全に持ち上げてからの・・・

 

一本背負いされた、3.3トンの排煙管たちも、とてもリラックスしているようです。汗 コンテナバンニング、Wan Hai NORDMARGHERITA
一本背負いされた、3.3トンの排煙管たちも、とてもリラックスしているようです。汗

 

大きい貨物、小さい貨物限らず、荷崩れ防止にラッシングベルトは欠かさずバンドル締め。コンテナバンニング、Wan Hai NORDMARGHERITA
大きい貨物、小さい貨物限らず、荷崩れ防止にラッシングベルトは欠かさずバンドル締め。

 

メーカーズ・バンニング x 7本分の完成です。コンテナバンニング、Wan Hai NORDMARGHERITA
メーカーズ・バンニング x 7本分の完成です。

 

ふーっと、息をつく間もなく、、

 

・原産地証明書

・船積み書類 (私文書) を、公証人役場にて公文書へ

・大使館査証

 

在来船 WONDERFUL GRACE 分の大使館査証を無事取得できました。フィリピン大使館、麻布公証人役場
在来船 WONDERFUL GRACE 分の大使館査証を無事取得できました。

 

40フィートコンテナ x 7本分の大使館査証を無事取得できました。フィリピン大使館、麻布公証人役場
40フィートコンテナ x 7本分の大使館査証を無事取得できました。

 

東京商工会議所にて、原産地証明書 (certificate of Origin) を無事取得できました。
東京商工会議所にて、原産地証明書 (certificate of Origin) を無事取得できました。

 

 

今回もお助け頂きました皆様といいますと、、

・船会社のご担当者

・乙仲ご担当者&現場立ち合いの皆様

・バンニング作業の皆様

・在来船の船長さん、船員、クレーンオペの皆様

・船側まで貨物を運んでいただいた作業員皆様

・300トンクレーンのオペさん

・作業船内での貨物ラッシングの皆様

・新日本検定協会の検査員

・SGSの検査員

・現場保管倉庫担当者

・公証人役場での公証人

・大使館査証での担当官

・原産地証明書の検査員

などなど、

 

今回の輸出でご協力&現場作業頂きました皆様、本当にありがとうございました。

 

何よりも、この度ご注文いただきましたアジアさん、本当に&本当にありがとうございました。

2週間ほどで現地荷揚港に到着しますので、もうしばらくお待ちください。

 

ちなみにですが、発電機の吊り上げフックはそのまま取付いてますので、上記を参考に荷揚げ作業をお願いしますね。

吊り上げフック x 8個は高かったのですが、プレゼントいたしますね!

 

次回のご発注をぜひお待ちしております!

 

 

< お問合せ > 

京和物産株式会社 

Tel. 03-3537-6325  

e-mail : sales@kyowa-bussan.jp  

* インターネットからのお問い合わせは  こちら  から  

 

 

 

 

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